伊坂幸太郎さんの「グラスホッパー」読了。
こんばんは。
Alexisです。
まーーーーーーーた間空いちゃったわ笑
空白の期間に結構本を読み漁ったので、久しぶりの書評です(/・ω・)/
ーあらすじー
「復讐を横取りされた。嘘?」元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。どうやら「押し屋」の仕業らしい。鈴木は正体を探るため、彼の後を追う。
一方、自殺専門の殺し屋・鯨、ナイフ使いの若者・蝉も「押し屋」を追い始める。それぞれの思惑のもとに___「鈴木」「鯨」「蝉」、三人の思いが交錯するとき、物語は唸りをあげて動き出す。疾走感溢れる筆致で綴られた、分類不能の「殺し屋」小説!
殺し屋シリーズ第一作目。
AXを読んでから殺し屋シリーズにハマったーー。
面白いというか登場人物一人一人からの視点で書かれてた場面が相変わらず心理描写ともに上手いし、でも殺し屋シリーズの名の通りグロいシーンもまぁあるけど、テンポよく進むおかげで一気に読めました。
一人だけの視点でずっと書かれているわけではないので、場面も人物も変わるので、どんな展開だろう、次は,,,?!、というハラハラドキドキ感がより一層味わえました。
生きていて「殺し屋」というワードを使うことなく死んでいく人生だと誰もが思うはず。でも伊坂ワールドでは日常的に使う単語であり普段の生活の中に紛れ込んでいる人たちであり、とりあえず非日常を味わいたかったらこれ読むしかないでしょうよ!!!笑
殺し屋系の小説=怖い、シリアス等を思い浮かべるとお思いでしょうが、その概念を覆す殺し屋小説。
クスッと笑える部分もあり、うううっと顔をしかめたくなるような場面もあり、まるでジェットコースターのように感じます。
ですが、読み終えた後のあの爽快感は何物にも代えがたいですな。
さらに、一度読んだ後にまた最初のページを読み返したくなる作品でもありました。
では、また。
see you!